①国際通貨
 ・国際的な商取引において、中心となって使われるお金のこと。
 ・例えば、日本とブラジルとの取引で使われるお金は、円ではなく、ブラジルの現地通貨でもなく、ドルの場合が多い。

 →なぜ?
 ・日本からしたら、ブラジルの通貨なんて価値がどのくらいあるのかよくわからん。
  ある日突然ブラジルでクーデータが起きて、今の政権とは異なる通貨を刷ったりしたら、今の通貨が紙くずになってしまう。
  それ以外にも、経済の体力が弱い国は、ちょっとした外部環境変化によって、通貨が暴騰したり暴落するリスクがある(例えばヘッジファンドの攻撃を受けるとか、原油高をもろに受けるとか)

 ・そういう時には、安定的でかつ広範にわたって価値が認められている通貨を使って取引をした方が、
  双方のリスクも軽減出来るので都合が良い。
  そういった理由から、世界の貿易で使われるお金は、基本的にはドル、ユーロ、ポンド、円のいずれか。
  その中でも特に、ドルが圧倒的に多い。
  (ドル=基軸通貨)

②日本の場合
 2005年の統計では、
 輸出の場合は50%がドル決済、39%が円決済。
 輸入は72%がドル決済、22%が円決済。

③円高、円安時の為替リスクについて
 ・為替リスクが生じるのは基本的には外貨建てで決済した場合のみ。
 ・日本円で決済した場合は、相手国に為替リスクを押し付けている形になるので、
  日本的には10000円の商品が10000円で売れたというだけで、国内での取引と同じ。
  ただし、相手国にとってはそれが割安か割高かの為替リスクが発生しているため、
  基本的には円安な時ほど日本円決済商品を買いやすくなる。需要が増える。

 ・輸出の場合
  ドル決済:日本側は円安の時にはより安いドルで売るはめになるが、販売量は増える。円高の時には高いドルで売れるが、販売量は減る。
  円決済:日本側には為替リスクなし。ただし、円安の時は買い手側がより買いやすくなり、需要が増える。

 ・輸入の場合
  ドル決済:日本側は円安の時にはより高いドルで買うはめになるが、円高の時にはより安いドルで買える。日本にとっては必要な資源を安く調達出来るメリットが生じる。
  円決済:日本側には為替リスクはないが、売り手側としては、円安の時はより高値で売れ、円高の時にはより安値で売れる。

 ・基本的に輸入でも輸出でもドル決済が多い。
  大きくは、円安の時には輸出に有利で、円高の時には輸入に有利という法則。